日本では増加傾向にある二分脊椎が葉酸摂取に積極的な欧米では減少

妊娠が分かってから葉酸を取ってもリスク低減効果は得られません。

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葉酸効果でリスクを減らそう

 

「葉酸」の差が日本とアメリカとの危険度の差です。

イギリスでは二分脊椎で産まれてくる赤ちゃんが大幅に減りました。

日本産婦人科医会の調査によると、現在、国内では年間約500人の二分脊椎の赤ちゃんが生まれています。

反対にアメリカやヨーロッパでは赤ちゃんが二分脊椎になる率は90年代から急速に少なくなっています。

その理由として上げられているのが、お母さんが葉酸をどれだけとっているのか、です。

「葉酸」をとることで、障害リスクが70%以上低くなります。

妊娠前後に葉酸を積極的にとると、二分脊椎になるリスクが72%も低くなることがわかっています。

アメリカやヨーロッパで、葉酸が注目されるようになったきっかけは、葉酸をとった赤ちゃんは病気になるリスクが7割も減った、という臨床試験の結果でした。

1991年にヨーロッパで行われたこの調査の後、アメリカでも同じ結果が出たことで、彼らは葉酸をとても重視するようになりました。

いまやこれら先進諸国で産まれてくる赤ちゃんのリスクは、日本の発生率を大きく下まわっています。

葉酸は「妊娠初期」にとることが大切です。

赤ちゃんの脳と脊髄が作られる妊娠6週目までにとりましょう。

妊娠4週間前から妊娠12週までの赤ちゃんと妊婦さんには葉酸は決定的に重要です。

それは、おなかの中の赤ちゃんの脳と脊髄の原型は妊娠6週目までにできてしまうからです。

妊娠がわかってから葉酸をとり始めたのでは遅すぎて、リスク低減の効果が得られないのです。

そのため欧米では普段の食事から自然に葉酸をとることができるよう、パンやシリアル、パスタなど毎日食べる穀物製品に葉酸を添加することを義務づけています。

アメリカやカナダも普段からの「葉酸」摂取に取り組んでいます。

アメリカでは妊娠の有無にかかわらず、女性の葉酸摂取量を1日400μgとしています。

イギリス、ニュージーランド、カナダでも、妊娠可能な女性すべてが積極的かつ手軽に葉酸がとれるよう徹底した葉酸強化策をとっています。

これらの共通の取り組みによって、欧米の二分脊椎の発生率は大幅に低下しているのです。

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